終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

かなり久しぶりの更新

今年の夏は、特に暑かった。そんな中、更年期障害によるホットフラッシュとの闘いは、壮絶なものだった。ちょうど、ホットフラッシュが始まってから、約1年が経つ。最初の1年目が一番きついという話も聞く。婦人科の医師からは、一般的に長くても、閉経後5年…

今日は私の誕生日

なかなか、更年期障害に苦しめられ、更新ができずにいた。 本日、私は、57歳になる。 先日、めまいの治療で日曜日に病院を訪れたとき、たまたま、担当医が脳外科医だった。その方にこう言われた。 「今まで30年以上この仕事に携わってきたけど、くも膜下出血…

フユの就活

皆さま、かなりご無沙汰しております。 まだまだ完全回復とはいきませんが、私は生きております。 3月はじめのことだ。私は、なんと3回目の脳動脈瘤カテーテル手術をした。手術は無事に成功し、予定より少し早く退院となった。しかし、これが最後の手術とは…

明日で倒れて1年目

明日、9/14が、自分の一周忌になどならずに済み、本当に良かったと思う。 正直、この一年ほど辛い年はなかった。精神的にも、肉体的にもだ。目に見える麻痺や後遺症はなくても、クモ膜下出血という病には、精神的後遺症というものがある。それがどういうもの…

フユの就活体験

久しぶりに、フユ、という呼び名を使おう。昔のブログをお読みの方は覚えているはず。 フユは現在、大学3年生だ。この夏休みは、たくさんのインターンに応募した。業界はある程度、特定されている。フユの目指しているのは、とある専門職だ。一般のインター…

もうすぐ奇跡の誕生日

今から1週間後はちょうど私の誕生日だ。とうとう56歳になる。夫がいた頃は、必ず私の誕生日を、子供たちと秘かに計画して、部屋の飾りつけをしてくれたり、お手紙を用意してくれたり、市内の美味しいケーキ屋さんでデコレーションケーキを用意してくれたりし…

手術は成功!

今は病院に入院中。38℃を超える熱はつらいけど、特に問題はないそう。 ご心配してくれた 皆様、ありがとう! 今朝はようやく熱が下がりました。

手術日5日前

今夜から、理由があって実家に泊まることになった。来週の今頃はもう、手術も終わり病院に入院しているかと思うと不思議だ。 手術の経験は、自覚あるものとしては、左手首の粉砕骨折のときの手術、プレートの抜釘手術に続き、三度目となる。もちろん、忘れて…

追加治療としての再手術

最近、めったにブログを書けなくなった。書く気力がないというか、要するに私自身の体調が悪いのだ。 それは、本来の病気というより、パニック発作であったり、気圧変動によるめまいであったりだ。 4月はじめに、定期健診として、脳神経外科に出向いた。驚い…

愛娘の結婚式

3 月末に娘の結婚式の日取りを決めたのは、ちょうど1年前だった。あの頃は、まさか自分がくも膜下出血のカテーテル手術からおよそ半年後にあたるとは夢にも思ってはいなかった。 留め袖はゆるく着付けてもらうものの、やはりしんどく、途中休憩を入れながら…

無事に春から赤門へ

ここ最近の私の体調はすこぶる悪い。ブログの存在を忘れそうになるくらいだ。 本日、東大生の息子の経済学部への進学が無事に内定した。そう、東大生でも留年するひとは存在するのだ。それも、希望の学部に進学するためにわざと降年する学生もいるらしい。 …

明日で東大の定期試験終了

国立大学の春休み開始は遅い。 だいたい授業そのものが1月末まであることが多く、そのあとに定期試験に入る。 次男は一度だけ、対面での試験を受けに駒場キャンパスまで出向いた。その他の試験はすべてオンラインだ。 長かった試験期間もようやく明日で終わ…

本日でこの世に生還して4か月

久しぶりのブログだ。 とうとう今日で、くも膜下出血を起こし、心肺停止からの生還を果たし、カテーテル手術をしてから、4か月が経つ。 と、いろいろ書くつもりでいたら、少し頭痛がしたので、早々に辞めておく。 この病気を発症した方の中では、恐らく自分…

術後3か月健診までの1か月

しばらくブログを書けずにいた。 つい先日、くも膜下出血の手術後3か月健診があったのだが、そのちょうど1か月前に、めまいがひどくなり同病院を受診したのだ。その診察のときに私がこう話した。 「めまいは元から起きることがありましたが、この季節にひど…

人はどこまで進めば満足できるんだろう

思うに人という生きものは、果たしてどこまで進めば、もう十分だと心から満足できるものなんだろう。 私が大学受験生のとき。父が言った。「とにかく浪人は絶対にだめだからな。必ず現役で合格したところに進学するんだぞ。」 浪人すれば、予備校などに通い…

次男の所属学科決定

東京大学というところは、推薦入学を除いて、入学時点では将来どの学部に進学するかは決まっていない。先日、次男は無事に、最初の第一希望通り経済学部に内定した。経済学部には、経済学科、経営学科、金融学科の三つがある。東大の場合、それぞれ必修科目…

不幸中の幸いとはいえ、弱音も吐きたい

先日、術後1か月健診に病院に行ってきた。以前よりは視界も良好となったため、周りの景色も見えた。そこで初めて他の患者さんのご様子を見て驚いた。 例えば、まだ私より若そうに見える女性の方が杖をつきながら歩いている。しかし、それは私の母が歳をとっ…

テレビドラマ「二月の勝者」スタート

昨年、ふとしたきっかけで読み始めた「二月の勝者」という中学受験を描いた漫画。とにかく面白いと、ハマってしまい最新刊まで読んだ。 それが、私の好きな役者さんが主演で、先日からテレビドラマ化されてスタートした。くも膜下出血の唯一の後遺症として、…

大好きなパパへ

パパ、ごめんね、私には何の自覚もないんだけれどね。 今回はやっぱり、パパが全力で私の命を助けてくれたんだね。自分が見ることができなかった孫の顔を代わりにぜひ見てほしいと。これから先、楽しいことがいっぱい待っているからと。 あの日、もし倒れた…

破裂当日の病状

ワクチン接種の予定で出向いた地元の総合病院での検査で、すぐにくも膜下出血と判明した私。その病院には治療ができる外科はないため、すぐに市内の脳神経外科専門病院へと救急搬送される。 そこでまず検査をしてわかったこと。それは、脳にできた静脈瘤の位…

手術翌々日

今の自分がすべてをはっきりとは思い出せないが、手術翌々日になると、次第に意識を取り戻し始める。 まず、看護師さんに今日は何日か聞かれると、正確な日付を答えられたそうだ。 そして、しきりにお水を求める。すると、この病気は誤嚥することも多いらし…

身に覚えのない世界 そのニ

最初、病院から電話が入ったとき、悪い知らせの場合もあると思い、内容を聞くまでは安心できなかった。いつ目が覚めるかわからないと言われたお母さんが、手術翌日に目が覚めたと聞き、僕を心配して一緒に実家に泊まってくれたお姉ちゃんと二人で、心から安…

身に覚えのない世界

9月14日。 その日は、ファイザーワクチン2回目の接種予定日だった。場所は自宅から1.5kmほど離れた総合病院だ。そこの病院で、かつて夫が白血病の疑いが強いと診断され、早急に入院先を見つけてもらえたのだった。 パニック障害の人は付き添いが必要とかかり…

くも膜下出血にて入院中

目下私はくも膜下出血。 奇跡的に途中で止血し、手術は成功! 詳細はのちほど。

次男の進路内定

東京大学文科二類に入学してから、はや1年と半年が過ぎた。8月末日のこと、第一段階での、進路選択(進振り)の内定が発表された。 息子は結局理転することはなく、初志貫徹で経済学部を志望した。そして、第一段階での定員200名中、上位10%以内の順位で、無事…

第一回目のコロナワクチンを接種して

つい先日のことだ。 私は自宅からほど近いかかりつけの病院で、今の世の中を席巻しているコロナウイルスに抗体をつけるべく、第一回目のファイザーワクチンを受けた。私はおよそ1年以上前からパニック発作を患うようになっていたため、当日はかかりつけ医の…

一週間後にはひとり暮らし終了

いよいよ、一週間後にはひとり暮らしをしていた次男が我が家に戻ってくる。 思えば、息子が高校3年の頃、今のようなコロナ禍はまったく想像もできなかった。息子はよく自分の部屋で受験勉強をしていたが、隣りの部屋にいるお兄ちゃんがオンラインゲームに興…

東大2年生の息子の現況

久しぶりに、次男について触れようと思う。 今はすでに、2年生の春学期のすべての試験を終えて、彼は今、来月に迫った引っ越しの準備と、個別指導のアルバイトをがんばっている。アルバイト先で任意の募集があり、すでにコロナウイルスワクチンも2回接種を完…

約1年間のひとり暮らしを振り返る

あれは、昨年の9月のことだ。 次男がこれから初めてのひとり暮らしを始めようとするアパートの部屋で、息子が泣きながら私にこんな話をした。 「正直言って、パパが亡くなってからのこの13年近く、僕は幸せじゃなかった。お姉ちゃんとお兄ちゃんが何か問題を…

風薫る文月

コメダ珈琲。 ここに足を運ぶのはいつ以来であろうか。ふと、恵実子は思った。 日曜日の朝だが、店内はほどよい混み具合だ。満席になるほどいっぱいでは、パンの芳しい香りよりも、人が充満する匂いで押しつぶされそうになる。かといって、あまりに閑散とし…