終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

子供の予備校事情

今現在、浪人中の我が子が通う予備校には、全国から、いわゆる誰もが聞いたことはあるような、有名かつ難関校出身の生徒が多いようだ。県立トップ校もあれば、私立中高一貫校卒の生徒も多い。というか、ほとんどがそうらしい。

 

そこで、息子が疑問に感じたことがあった。まず、生徒同士で自己紹介をするときに、「出身はどこ?」と聞くことから始まるそうだ。それは、どこの県出身という意味ではなく、どこの学校を卒業したのかを聞くという意味だ。

 

息子の場合は、ひとの出身校にまず興味がないし、自分の学校を答えても相手は知らないのではないかと思い、あえて答えないそうだ。教室ではよく、「あいつ、○○だって。すご〜い。」とか、「あの人、△△だってよ。おお〜。」などという声が飛び交うようだが、なぜそこで感心し合うのかも、意味不明のようだ。

 

中学受験で合格したのは、あくまで、小学6年生の時点での成績だからね。そこからの長い6年間、どんな学校に入ろうと、伸びるひともいれば、伸ばせないひともいる。だいたい、ここには皆、落ちたひとが来ているんだからね、僕も含めて。何がそんなにすごい、すごいとはしゃぐのか、意味がわからないよ。

 

大学に入ってからも、そういう風潮があるのなら、なんか嫌だなあ。

 

特に中学受験の場合、スタートする時期がひとそれぞれだから、同じ期間勉強して到達するゴールとは、少し違うしね。

 

今日は風邪で予備校を休んだ子供が、夕飯を二人分作ってくれた。こちらは、材料を切ってあげるだけで、あとは、いろいろと調べて挑戦してくれるから、頼もしい。私などは、逐一ひとから教わらないと何もできなかった口だが、手取り足取り教えずとも、自分でプロの極意や理論を調べて試してくれる。すると、初めてにしては上出来すぎるくらいに、美味しく出来上がった。

 

少しでも助けてもらえると、こちらも本当に助かる。

 

さて、受験期間もあと5か月を切った。センター試験の出願も無事に済ませた。

 

いまだに気温の高い日もあるが、秋になると少し自分の気持ちが落ち着くのは、イギリスの大学の新学期が開始する頃を思い出すからかもしれない。

 

あの10月の空。うまく表現はできないが、乾いていて、少しどんよりとして、それでも池や公園を眺めていると、これほど落ち着く季節はないだろうとさえ感じた街。

 

最後に、娘の大学受験が終わったあと、友人と訪れた、イギリスのコッツウォルズを紹介しよう。参考になる動画をお借りしました。

https://youtu.be/fTnpVKwOUIY