終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

私立大学に本日出願。

本日、今年初めて私立大学への出願をすませてきた。昨年、その大学に問い合わせをしたところ、初日に出願すれば間違いなく都内のキャンパスでの受験になると。出願が遅くなればなるほど、郊外のキャンパスでの受験になるという。先着3000名様ご招待、なんて何かのコンサートのチケットのようだが、ひとつのキャンパスに全受験生を収容できないのだから仕方ない。遠方での受験だと、前泊を余儀なくされるので、あまりホテルが好きでない息子のために、早々に郵便局へと行ってきた。

 

そこの大学の入試は少し変わっていて、マーク式と記述式の両方のタイプの問題がある。ところが実際の採点は、マーク式の問題で6〜7割を取れていないと、記述式の解答の部分は採点してもらえないという。要は、マーク式の部分で足切りがあるということだ。

「え、せっかく解いたのに採点もしてもらえないのは酷じゃない?」

と私が言うと、

「いや、マーク式の問題はかなり基礎的だから、そこでできていないとだめだと判断されてしまうわけ。だから、記述式の問題の合格者平均点と最低点がさほど変わらない。つまり、平均くらい取れれば、合格できるんだよね。」

 

なるほど。入試の形式は本当に大学によってさまざまだなと思う。

 

6年前に行われた娘の受験のときと比べ、出願形式はWEBプラス郵送と、ずいぶん変わったと思う。私は自分のパソコンを持っていないので、スマホを駆使しながら、息子にプリントアウトだけはやってもらう。

 

今日出願した大学のように、年末からWEB登録ができる方がありがたいなと思った。年始は何かと気忙しくなるからだ。

 

私自身が昨年ほどドキドキしないのは、きっと今年は複数の大学に出願するからだろう。やはり、いくら現役とはいえ、国立前期一本は心臓に悪い。

 

ただ、昨年の今頃と大きく異なること。それは、受験生本人の体調だ。昨年の今頃は、あまり好きでないセンター対策も最後だとばかり、意気揚々と過去問を解いていた。本番のセンターも、まるで模試のように全く緊張しなかったと言って帰ってきた。

 

しかし今年は、予定していた講習を欠席するくらい、頭痛がしたり、呼吸が苦しくなったりする。それでもなんとか様子を見ながら、ひたすらセンター対策のために、教科書を声に出して繰り返し読んでいる。手を動かすよりも、音読する方が頭に入るようだ。

 

春先からこれまで、ひたすら二次試験の対策をしてきた息子。先月あたりから、久しぶりにセンター対策を始めている。

 

私大の方は、過去問を見る限り簡単なようで、対策に多くの時間を費やす必要はなさそうだ。

 

今年の4月には、いったいどこの大学に入学していることだろう。

 

その前に、3月には長男の大学の卒業式がある、、、はずだ。

 

娘の方はいまだに次の就職先が決まらないが、幸い地元が台風の被災地ということで、失業保険も通常より早めに出る。実家に戻ってから退職するまで、かなり貯蓄もできたようで、本人にも焦りは見られない。

 

ただ、これほど私が娘と一緒に過ごせるのは、考えてみたら、幼稚園に入園する前以来だ。小学校時代は習い事、中学高校は部活動や塾通い、大学生にいたっては授業こそ多くはなかったが、サークル、アルバイト、日帰りのお出かけ、ボランティア、短期留学や国内外の旅行とフル回転で、家にいることがほとんどなかった。

 

二度も腎盂炎にかかったときは、友人間でどうしてかと語られ、

「過密スケジュールが原因?」

「女優か?!」

などと呆れられたようだ。

 

そのくらい忙しくしていた娘が、家の中で家事を手伝う。ありがたいが、なんとも不思議な光景だ。

 

今月中の面接でうまく決まるといいが、焦って長続きはしないような会社を選んでもいけない。ここはじっくり、選んでもらおうと思う。

 

私の方は治療のおかげか、最近はパニック発作がまったく出ていない。これは本当にありがたいことだ。なんとか、昨冬のようなことにならないよう、このまま体調管理には気を配りたい。

 

最後のセンター試験まであと少し。高3生の皆さんも、浪人生の皆さんも、精一杯頑張れますよう!!