終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

今宵の鍋は美味だった

鍋は不思議だ。

 

誰にでも簡単にできそうでいて、入れる素材やだしの種類、作る人によりまったく違う風味になる。

 

今宵の鍋が特に美味しく感じたのは、自分が最初から最後まで手をかけたからだろう。はじめはほうとうにしようと思っていた。しかし、料理本をめくるうちに「鶏の水炊き」にしようと考えが変わる。昔はよくやったなあ。ところがスーパーに入ると、美味しそうな白菜鍋の素が目に入る。うーむ、やっぱり楽な方にしてしまおう。中に入れるのは、白菜、春菊、えのき茸、長ネギ、玉ねぎ、木綿豆腐に豚バラ肉、そして鱈の切り身だ。これなら具だくさんの美味しい鍋が出来上がる。

 

いつもとは違う予備校の直前講習から、息子が帰ってきた。英国のEU離脱の模様のニュースを英語で聴かせてくれる。イギリス英語は発音に癖があるが、ずいぶん聞き取れるようになったものだと感心する。

 

そして、熱々の鍋を囲みながら、舌鼓を打った。

 

来週の今頃には、センター利用で出願した私立大学の合否結果が出ている。もし、第三志望の大学に合格していたら、入学金を納める予定だ。そこは合格最低点は公表しないが、合格者数は定員よりはるかに多い。おそらく、大事を取って入学金を納める受験生も多数いるのだろう。そして、実際にセンター利用で合格した大学に進学する生徒も、一般受験よりは少ないのだろう。

 

来週からは、娘もまた、いくつか面接や就活相談が入っている。これまでとはまったく異なる業界も視野に入れているが、果たして何を感じ取ってくるかはわからない。

 

今年の春には、3人の子たちがそれぞれに、新しいスタートをうまく切れますように、と願わずにはいられない。