終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

一難去ってまた一難?

本日、銀行に出向き、無事に私立大学の入学金を納めてきた。そう、運良く次男は、センター利用で第三志望の大学に入学許可をいただくことができたのだ。これで、少なくとも二浪は回避することができた。また、極端なマークミスもないことが確認できた。

 

そしてまもなく、東大の一次選考通過の発表がある。それに通れば、あとは残り約2週間で二次試験となる。

 

慶応大学の受験は、出願はしたものの見送ることになったので、ひたすら二次対策をしているようだ。それが終われば、国立後期の対策になる。

 

今日は銀行振込という大切な用事が済んだので、本来ならホッと一息つける、、、はずだった。だが、そうは問屋が卸さない、のが我が家だ。

 

今日はお昼頃、学生最後の春休み中の長男が帰省した。新しく更新したパスポートを取りに行ったり、銀行の用事を済ませたりなどするためだった。お昼は一緒に地元名物のつけ麺専門店に行く。久しぶりにいただいたが、やっぱり美味しい。いつも行列ができるわけだ。

 

この店が大好きな長男は、満足そうに店を出た。本人は夕飯を食べずに帰るが、私が頼むと、快く夕飯のおかずを作ってくれることになった。腕をふるってくれたのは、キーマカレー。玉ねぎ3個をあっという間にみじん切りにし、フライパンの鍋ふり具合も手慣れたものだ。「少し分けて持って行く?」と私が聞くと、「いや、うちに作ったカレーがあるからいい。」と。

 

そして、すっかりカレーが出来上がるのを待ち、私から話を切り出した。

 

まず、驚いたことに長男は、4月から勤務することになっている出向先の会社名は正確に把握していたが、なんと場所を勘違いしていたのだ。私が、ネットでいくらその社名を調べても、息子が言う勤務地が出てこないので、念のためと思い、内定先の本社に電話をかけたのだった。

 

そこで、息子が言っていたのと、違う県だったことを知る。確かにそこは、ネットでも本社となっていた場所だ。そして、今息子が住んでいるアパートからは、どう考えても遠いのだ。毎朝、6時前には出発しなければならなくなる。しかし、どうしても今と同じところに住みたいようだ。

 

「ま、なるべく早く転職先を探すわ。」なんて、入社する前からつぶやいてもねえ。

 

ひとつ、息子の言い分が正しいと感じたことがある。内定先の会社は、新入社員をどこに出向させるか、電話で伝えるだけで、文書では出さないという。それでは、息子のように最寄り駅を勘違いする例もあるかもしれない。せめてメールでもいいから、勤務先の会社や住所、電話番号や就業時間くらいは、きちんと文書でしたためるべきだろう。

 

それが一切ないというのはいかがなものか。息子が、おかしいよ、と思うのも当然かもしれない。

 

最近は創立20〜30年で急成長して一部上場企業に、というところも増えたのかもしれない。だが、なかなかシステムが追いついていないようで、まだまだ課題はたくさんありそうだ。

 

いずれにせよ、電話で直接確認して本当に良かったと思った。

 

この話を他の二人の子に話すと、あまり驚かない。次男など、お兄ちゃんあるあるだよ、と冷静に言う。お母さん、まず情報にはソースがあるんだよ。一次ソース、二次ソースと伝わるうちに、本当の情報とずれて行くことがある。伝言ゲームみたいなものだよ。だから、ニュースや情報を聞いたときに、それが真実かどうかまず疑う姿勢を持たないと。きっと、お兄ちゃんのことだから、それほどショックは受けていないよ。だから、お母さんが心配することはないよ。そこで働くのは、お母さんじゃないんだから。

 

はあ、まあそうだけどねえ。

 

まあ、考えようによっては早寝早起きになっていいか。本人も、電車通勤も案外いいかもな、と言っていたし。

 

それにしても、最寄り駅から車で20分の距離に会社があるのはどうするのか。

 

まあ、私が気を揉んでも仕方ない。

 

肝心のキーマカレーは、、、

確かに美味だった。