国立一次選考結果
本日の正午に、東大の一次選考の結果が発表された。
昨年と同様、息子の番号を探してみた。
結果は、
無事に一次通過。
昨年は、この時点でなぜかすっかり安心し、あとは二次試験を受けることさえできれば、と勝手に取らぬ狸の皮算用をしていたような気がする。
受験というものは不思議だ。
試験問題との相性も合ったり、採点官との相性もあるかもしれない。
いくらその日まで努力を重ねてきたつもりでも、見たこともない問題が出たり、周到に準備してきた問題が全く出なかったりと、いくらでも番狂わせはある。
それでも、各自、積み上げてきた力のすべてを出し切って、問題を解いていかなければならない。
本当は、たった一度のペーパー試験だけで、すべての実力を測るというのがそもそも無理な話だろう。だが、現時点ではこのようなシステムしか、日本にはない。
純粋に実力順に上から合格させて行くのは、難しいかもしれない。
だから、絶対に合格するためには、ギリギリのところにいるのではなく、なるべく上位層にいるべきだ。それも、これまで何回か行われた模試の順位など、まったく当てにならないのが、また恐ろしいところだ。
息子にとって、今年の東大入試は、二度目にして最後のチャンスだ。
彼にとって、やはり浪人生活は苦しかった。精神的にだけでなく、後半からは身体的にも、辛い症状が出始めた。もう、さらに一年受験勉強を継続するのは難しい。
運良く、第一志望の大学に入れるか否か。
それはまだわからない。
昨年の結果を思い出すと、怖くなることもあるだろう。
過去12回連続でずっとA判定を取り続けてきたとしても、もはや何の安心感も与えはしない。
今回、志望した科類のセンター合格者平均は昨年より下がり、彼は75点くらい上回ることができた。
それでも、圧縮されてしまうため、やはり大切なのは二次試験だ。
どうか、得意科目でアドバンテージが取れますよう。
本当に、最後は祈ることしかできない。