終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

入院をすすめられる

なかなか、ブログを書けずにいた。

 

ここ最近の自分は本当におかしい。これまでもストレスによるさまざまな身体症状はあったが、今回のような事例はなかった。

 

まず、情けないことにもはや、心情的にひとりで暮らすことが困難な状況となって来ているのだ。高齢者になっているわけでもないというのにだ。

 

4月に次男がアパートに戻り、再びひとり暮らしに戻ってからというもの、いったい何度緊急で三人の子供たちを呼び出したり、ふだんなら極力頼らないようにしている両親にまで電話をかけたことだろうか。それも毎回、救急車を呼ぶべきか、いったん様子を見るべきか、真剣に迷いながらだ。

 

4月の出血は歯茎からのもので、一度きりだ。

 

しかし、5月に入り、睡眠薬も効かない不眠、季節の変わり目によくある浮動性めまいが頻繁に出始めた。これらの症状なら、以前にも経験はある。

 

ところが、ついに、今まで一度も起きたことのない、回転性めまいが突然現れ、3日連続で起きたのだ。内一回は、まともに立ち上がることも歩くことも困難なため、救急車を呼んでもらった。

 

脳のCTも異常なし。念のために耳鼻咽喉科も受診するが、耳石なし、眼振なし、聴力良好、いわゆる耳鼻科的にはメニエールなどのいくつかの耳から来る病気のどれにも当てはまらないと。

 

救急車で運ばれた翌日にも再び回転性めまいが起きたときは、次男と、初めて出勤日に仕事を休んでもらい駆けつけてもらった娘に付き添われながら、なんとか車に乗り込み病院に連れて行ってもらう。そこでまた、点滴治療をする際に医師に言われたのだ。

「もう、いっそのこと入院しますか? 脳に異変はないから緊急性はないけれど。あなたもこうやって毎日ぐるぐるめまいが起きると、病院に来るのもたいへんだし、入院すれば移動せずに毎日点滴ができるからね。まあ、1〜2週間というところかな。」

 

よくよく話を聞いてみると、現在は少数だが別病棟にてコロナ患者も受け入れているらしい。入院時と退院時に、それぞれ2回ずつPCR検査をする。個室は空きがあれば入れるが、なければ相部屋になる。過去の経験上、めまいと、橈骨遠位端骨折の時に入院した際、まず相部屋では熟睡できない。個室でも、近くの部屋の患者さんが夜中に奇声を上げるケースもやはり眠れない。睡眠薬を使用しても眠れない場合、当然日中は体調が悪くなる。個人的には、いくらか割高になろうとも、感染リスク等も含めて考えれば、個室なら入院してみようかなと。

 

火曜日あたりにいつものかかりつけ医に相談し、それによっては以後2週間程度を目安に入院するかもしれない。

 

そして、肝心なのは退院後だ。数年前にめまいで入院したときは、退院後家庭内でのストレスから、再び救急車に乗るはめになる。しかも、当時はストレスがマックスになり、私は一時的に声が全く出なくなった。救急で運ばれた担当医は、ひどい医師だった。どうも、口が聞けない患者を障害者と同じようなものだと思ったのか、点滴が終わると私の腕を結構な力で叩いたのだ。夫が目の前でそれを見たら、医師に威嚇したか、「友人の弁護士に話して訴えるぞ。」くらいのことは言い放ってくれたに違いない。黙って大人しくその様子を見ていた父は、医師にこう言われた。「救急とは本来命に関わるような重病人が来るところですから。これ以上、この病院に来ても、本人の病院への依存を強めるだけです。うちではなくて、心療内科に急いで連れて行ってください!」

 

これが、仮にも日本赤十字病院に勤務する医師の言うことか。と、そのときはつくづく呆れた。以前、めまい専門医の著書で読んだことがあるが、特に5〜6月、日本全国でめまいを起こし、救急搬送されるケースは多数ある。それは、私のようなめまいだけではなく、脳疾患でめまいを起こし、一歩間違えれば命に関わる緊急の場合もあるからだ。CTで検査をしない限り、素人にどう緊急性の有無が判断できるというのだろう。

 

それ以来私は、めったなことでは救急車には乗らないようにした。好きで失声を起こしてはいないのに、言葉をまともに話せないだけで、虐待の対象にすらされかねない。弱者の立場に立てないような人格のひとには、本当に医師にはなってほしくないと思う。

 

また後日、体調の良い日に、続きを書こうと思う。