終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

明日で今年の前半終了

早いもので、明日で6月も終わりを迎える。つまり、早くも2021年の半分がすでに終わろうとしているのだ。

 

来月、私は誕生日を迎え、とうとう55歳となる。いまだにはっきり閉経を迎えたのかもわからず、白髪も染める必要があるほどはなく見た目は真っ黒、あとわずか5年で還暦を迎えるという自覚もない。夫が生きられなかった50代も、半分が過ぎようとしている。

 

そして、来月の1か月が、私にとっていったんは最後のひとり暮らしとなる。そう、8月の夏休み中には次男がアパートを退去し、地元に帰って来てくれるのだ。息子は進振りで、経済学部を希望し、早ければ結果は8月中にはわかるらしい。具体的な学科はもう少しあとで決まるようだ。文科二類の3/4が経済学部に進学できるのかと思っていたが、実際には4/5が進学できるらしい。つまり、将来経済学部を目指したい人は、やはり文科二類を選択した方がいいだろう。以前、次男は言っていた。その年の出願動向を見て出願先を決めるより、やはり将来どの学部に進みたいかを真剣に考えて出願した方がいいと。合格しやすいかどうかなんて、蓋を開けてみなければ誰にもわからない。直前になり第一志望を変更したら、実際には志望を変えない方が合格していた可能性が高い場合も現実にある。

 

息子が帰って来たら、まず話し相手がいるということが何より嬉しい。満1歳の時点で、かなりの言葉を話せたと私は言われる。まるで、口から先に産まれて来たようだと。はじめの頃は、若い頃の懐かしい友達に電話をしたりして楽しい時間を過ごせたこともあった。だが、あるとき中学生時代の同級生と長電話をして、予期せぬひどい言葉を言われ、電話のあとに恐ろしい回転性めまいを起こした。それ以来、顔が見えずに言葉を交わす電話という手段が、少しだけ怖くなった。やはり、表情を見ながら話すというのは大切なことだ。

 

梅雨に入り、ようやく体調も落ち着きつつある。あとは、急に気温が上がるときに気をつける必要がある。私の地域は夏は40℃近くまで気温が上がるので、恐ろしいのだ。

 

1年間、初めて次男と離れて暮らした。卒業までの2年半、一緒に暮らせるのは本当にありがたい。ただ、その先は恐らく社会人に。勤務地次第では、一緒に暮らすことはもうないのかもしれない。

 

三人の子どもたちを見ていると、私が同年代の頃よりも、ずっと自立していると思う。その頃の自分自身を振り返ると、大勢の大人に守られて暮らすことに慣れてしまい、ひとりで羽ばたきたいと思いもしていなかった。OLになっても毎日母の手作り弁当を持って出勤し、貯金がどんどん増えて行くことに満足しているような日々だった。

 

次男が戻ってきてからの生活は、充実させながらも、いつかはまたひとりになるときのために、何かをやりたいと思う。

 

最後に、今日偶然NHKで初めて聴いて思わず涙をこぼした、ある曲を紹介したい。良かったら、聴いてみてください。

 

https://youtu.be/Ihjr5Xz31sI