終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

次男の進路内定

東京大学文科二類に入学してから、はや1年と半年が過ぎた。8月末日のこと、第一段階での、進路選択(進振り)の内定が発表された。

 

息子は結局理転することはなく、初志貫徹で経済学部を志望した。そして、第一段階での定員200名中、上位10%以内の順位で、無事に内定が決まった。惜しくも第一段階で希望が通らなかった学生は、第二段階での選考に進む。また、一部の学生は成績が足りず、進振りに参加することさえできないという。どうしても第一志望の学部に進むために、わざと降年(留年とは呼ばないらしい)する学生もいるそうだ。

 

経済学部には、経済学科、経営学科、金融学科がある。具体的にどの学科にするかは秋以降に決まるらしい。ただ、多少必修科目が異なるくらいで、自由に学びたい科目を履修できるため、学科間の垣根は低いようだ。

 

これまでの生活を振り返り、息子は感じていた。やはり、東大の文系の学生の中にはあまり数学が得意とか好きという学生は多くない。同じクラスの生徒の間で、雑談として数学の話題が上がることはほとんどないようだ。それに対して、加入したサークルの方は理系の学生が多いらしく、普通に数学の話で盛り上がることもあるそうだ。

 

夏休み中は2年になり新しく始めた個別指導のアルバイトをがんばっている。中学受験指導などを任されるときは、正直本人がガチな中学受験勉強をしたとは言えないため、困惑することもあるようだ。しかし、与えられた参考書を読み、わかりやすく説明する必要がある。

 

麻雀については、プロも交えて対戦することもあるようだが、1位や2位を取れることもあり、なかなか腕を上げているようだ。ただ、やはり長時間のマスクは息苦しいようで、しばらくはオンラインだけにすると言っている。

 

私自身については、あと約1週間で、2回目のワクチン接種を控えている。前回は娘に付き添いを頼み、次回は次男に付き添いを頼む。ひとりで行けないというのも情けない話だが、接種してから1時間が経つまでの間の、パニック発作に近い状態を想うと、やはり医師のすすめ通り付き添いが必要だと痛感する。

 

いずれ、3回目の接種という話も出る可能性はあるかもしれない。が、さすがに3回はきついだろうなと思う。

 

もしも父に似て、2回目ですらほとんど副反応がないとしても、嫌だなあと思う今日この頃だ。

 

まずはこの夏、次男の進む学部が決定したことは喜ばしい。3年以降、少しでも対面授業が増えることを願ってやまない。