終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

フユの就活体験

久しぶりに、フユ、という呼び名を使おう。昔のブログをお読みの方は覚えているはず。

 

フユは現在、大学3年生だ。この夏休みは、たくさんのインターンに応募した。業界はある程度、特定されている。フユの目指しているのは、とある専門職だ。一般のインターンとは違い、専門職専用のインターンがある。はじめは会社で行なわれる予定だったものも、このコロナ禍で急遽オンラインに変更になった会社もある。

 

フユにとって、最近受けたインターンは、本当に素晴らしいものだったようだ。参加者は、ほとんどが旧帝大の理系の院生。フユのような文系の学部生は少数派だ。そんな中、よくインターンに通過できたと思う。しかも、グループに分かれて議論を交わす場面でも、立派について行けているらしい。そして、フユのグループは、議論が活発で褒められたらしい。一方で、精度を求めすぎて、時間内にまとめ終われなかった点はきちんと注意されたようだ。

 

フユの目指している専門職は、いわゆる応用数学を使うものだ。インターンにエントリーするときのWEBテストは、当然数学だったようだ。

 

こんなふうに、自らいつの間にか、自分の将来やりたい職種を見つけ、高いハードルにもかかわらず挑戦しようとする姿は、我が子ながら立派だと思う。

 

私が思わず、昔の自分自身の就活を振り返ると、ただ英語を活かせる仕事がしたい、というだけで、何もわかっていなかったと思う。それをフユに告げると、こんな答えがかえってきた。

 

「お母さん、そんな30年も前の就活を反省するよりもさあ。むしろ、息子のことを誇らしいと言ってよ。」

 

確かに。結局は、私自身も実際メーカーで海外営業部に配属され、毎日のように英語と向き合う約5年間があったからこそ、今なお、忘れないでいられるのだ。

 

先日、フユが初めて受けたTOEIC。当然かもしれないが、私の最高点を見事に超えた。私はリスニングは良いのだが、新形式に変わってリーディングが最後まで解く時間がない。

 

これで初めて、昨年春のフユと二人で行けた旅行のときのフユの気持ちがわかった。二人でテニスの試合をしたのだ。結果は私の勝利。こちらは、軟式テニス6年、体育会硬式テニス3年の経験がある。それでも、フユはいくら初心者とはいえ、50代のおばさんに負けるのは悔しかったらしい。試合のあとは、スマッシュの玉出しをしてあげたら、見事にすべて決めた。やはり、野球をやっていたので、玉感はあるのだろう。

 

9月にもいくつかインターンがある。最大手の会社も含まれる。なんとか社内で受けられることを願う。

 

中には専門職の採用枠を増やした会社もあるようだから、ただでさえ少数枠の採用に、見事に決まることを来年は願う。インターン経験者は、早期選考の対象にもなれるのだから。