終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

明日で倒れて1年目

明日、9/14が、自分の一周忌になどならずに済み、本当に良かったと思う。

 

正直、この一年ほど辛い年はなかった。精神的にも、肉体的にもだ。目に見える麻痺や後遺症はなくても、クモ膜下出血という病には、精神的後遺症というものがある。それがどういうものなのか、果たして自分がそれにかかっているのかも定かではない。もう少しで、病院の検診日だ。もしかしたら、医師に聞いても

明確な答えが返ってくるのかはわからない。

 

私の場合は、倒れたときの記憶が何もないのだが、もしかしたら、潜在意識の中にそれはきちんとあって、ちょっとした体調不良が起きても恐怖感にかられるのかもしれない。

 

服用している薬の副作用、もしかしたら更年期障害、担当医は違うと言うがパニック発作に似た症状の数々、幼い頃からのトラウマやPTSD、もう何がなんだかわけのわからない様々な症状に苦しめられてきた。一度は救急車を呼び、瞳孔が見開いていることを確認され、これはパニック発作と判断されたこともあった。救急隊員の方は親切に、私が落ち着くまで1時間近くも、そばにいて話をしてくれた。実際、パニックではなかなか受け入れてくれる病院は少ないそうだ。それは、抗不安薬を飲み、しばらく寄り添うと自然と落ち着いてくるからだ。そのときは、病気の前には問題のなかった薬を

服用した途端、様子が急変したのだった。

 

すでに、2回目のカテーテル手術から3か月が経つ。少しずつ、動いても疲れにくくなった反面、昼寝をしたあとのパニックに似た症状には悩まされている。昼寝をしなければ良いのだが、まだまだ身体が回復途上にあるためか、午後はどうしても眠気に襲われる。

 

一方で、午前中にかなり調子悪くなることもあるが、夏休み中の次男は、起きるのが遅いため、まるで頼れない。

 

今日は久しぶりに娘が来てくれた。はじめは、ひとしきり、嬉し泣きだ。やはり、女の子は違う。自然と寄り添ってくれるのだ。また、良いアドバイスもくれたりする。今日の一言は、生前、長男が交通事故にあったときに、パパが言ってくれた言葉だ。「今回はうちの子だけが重症となったけど、ひとの幸不幸は長い人生で押し並べてみれば、そうは変わらない。」

 

そうだ。今の私の身の上は、夫に先立たれた上に、クモ膜下出血という大病に見舞われた。しかし、今もこうやって、自宅で療養ができているのだ。話せる。歩ける。食べられる。物も二重には見えない。頭もしっかりしている。

 

これからの一年は、絶対により良いものにしたい。

 

最後に、皆さんにぜひおすすめのアニメを紹介します。私はネットフリックスで観ていますが、他の手段は知りません。

京都アニメーション制作の、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。風景美はもちろん、不思議と手紙を書いて見たくなるようなお話です。機会があれば、皆さんもぜひ! 感動ものです。