終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

センター利用出願

先日、郵便局に行き、私大でセンター利用をするところに正式に出願をしてきた。

 

受験料がクレジットカード払いできる点だけは便利になったと感じたが、その他の点については、個人的にはより面倒になったように思う。

 

まず、各大学で出願の仕方が異なる。

あるところは、年末からWEB登録を開始。受験料のお支払いを済ませ、自分で角型2号の封筒を用意する。それから、プリンターを使い、封筒に貼る宛名ラベルの印刷をしたり、大学によっては志願票の印刷も必要だ。郵送期間は、大学によって異なるが、たいてい年始から始まるようだ。

 

証明写真もスピード写真で構わないものから、自分のスマホで写真を撮りWEB上から送るところもある。また、センター試験の受験票に貼った写真と同一のものを求めるところもあるので、出願先が多いひとは、スピード写真も印刷するときに何枚も用意する必要があると思った。高校で撮る場合は、たいてい多めに配布するはずなので安心だが。

 

明治大学で前期7科目でのセンター利用をする場合、入学金の支払いを国立大学合格発表の翌日まで待ってくれる。これは本当にありがたい制度だと思った。その昔、亡き主人が受験する頃は、早稲田大学の合格発表前に明治大学の入学手続き期限があったそうだ。当時、無駄な入学金を支払う余裕はなかった彼の家庭では、絶対に合格できそうな大学しか受験することは許されなかった。夫がこんなふうに言っていたのを、今でも覚えている。

「正直、自分くらいの成績で早稲田を受けないのは珍しいと高校では言われていたんだよね。模試でA判定を取れたこともあったから。でも、調べたら六大学の中で、明治は一番授業料も安いんだ。兄貴は四年制大学を合格したのに、弟のためにあえて短大に進学してくれた。その恩は一生忘れない。」

 

今日、次男は一日自宅で勉強をしていたが、夜になると動悸が強くなり、測ってみると脈拍が84だった。ふだんは、私と似て遅い方で、58くらいだ。

 

電車に乗るわけではなくても、やはりセンター試験が近いためか、ストレスが身体に出るようだ。センターが終わると少しは落ち着くといいが。

 

国語と地理以外では、ほぼ練習でも満点か、それに近い点数を取れてはいる。しかし、本人としては、ストレスやプレッシャーが、必ずしもできないときだけにかかるものではないという。

 

今日は、世界史について、興味深い説明をしてくれた。世界地図を思い描き、各国の上にまず縦の時間軸を作る。それから、同時期の国同士の繋がりは横の空間軸を作る。つまり、三次元空間で世界史を頭に入れると、時代、国ごとのさまざまな事象が理解できる。点だけで覚えようとしても難しいと。

 

ここまで来たらあとは、試験当日に問題を解く間だけは、息苦しくならないようにと祈るばかりだ。

 

ただ、本人はこう言った。

 

「大丈夫。体調は治らないかもしれないけれど、点数には影響しないから。それだけは安心して。」