終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

いまだに続くPMS

このブログを読んでくださる皆さんは、おそらくほとんどが女性の方だろう。もちろん中には受験生のお子さんを抱えるお父さまもいらっしゃるかもしれない。そうなると、少し書きにくい話題になるが、今回は気持ちが苦しいので、あえて書かせてもらいたい。

今年の誕生日が来ると、私は55歳になる。しかし、今なお閉経を迎えてはいない。30代の頃あたりから始まった、PMS(生理前症候群)にはずっと長い間、悩まされてきた。

主人がいた頃は、生理の1週間から10日前くらいになると、妙に怒りっぽくなったり、子供たちにきつい態度を取ることもあった。そんなときはいつも、主人の方が先に異変に気づき、「あなた、そろそろ近いんじゃない?」と聞いてくる。そう言われてスケジュールを見ると、確かにその通りだった。

主人亡きあとは、その時期は相当ヤバかった。2階の窓から飛び降りようとするイメージが浮かんだり、とにかく絶望的な気持ちになり、苦しかった。

そして今月は、先月の命日が過ぎてからずっと落ち着いていたにも関わらず、症状が出ている。

娘に泣きながら電話すると、冷静にこう言った。「たいてい、お母さんが長文のラインを連投してくるときは、PMSの時期なんだよ。」と。

あら、そうだったかな。さすが、娘の分析力は鋭い。

この時期は、たとえ安定剤を飲もうとあまり効果はない。

主人は、私の人生の中で本当にかけがえのない存在だった。普通の男女の恋愛感情などの枠をはるかに超えたもの。まるで肉体にとって必要不可欠なものが食べ物であるように、私自身の精神にとって、生きていく上でなくてはならないものだったと言っても過言ではない。

脳死に例えるならば、主人の死と一緒に私の精神までもが、朽ちていったかのような感覚だ。

この世に欲しいものなど、ほとんどない私。そんな欲の少ない私が、どうしても必要だと感じていた存在。

今となっては、そこまでの伴侶に出会えたことを心からありがたいと思うか、いっそのこと、それほどまでには思えない相手と形ばかりの家族を形成していた方がましだったのか。

それは今となってはまったくわからない。

と、こうやって自分の気持ちを文字に起こすだけでも、少しずつ気持ちが落ち着いてくる。やはり、書くことは大事なことのようだ。

薬の効果でもう眠い。

そろそろ人並みに終わってしまえば、楽になるのだろうか。婦人科の検査では、まだまだありますよと言われてしまった。

皺が少ないのと、白髪もまだ10本くらいで済んでいることを、ありがたいと思うしかないか。

皆さま、おやすみなさい。