終わりよければすべてよし

ひとり親卒業日記

愛娘の結婚式

3 月末に娘の結婚式の日取りを決めたのは、ちょうど1年前だった。あの頃は、まさか自分がくも膜下出血カテーテル手術からおよそ半年後にあたるとは夢にも思ってはいなかった。

 

留め袖はゆるく着付けてもらうものの、やはりしんどく、途中休憩を入れながら宿泊していたお部屋の方で、メイク、髪結い、着付けまですべて、スタッフの方々が集まってくださり行なわれた。部屋から、親族紹介の場所までは遠く、急いで移動はまだできないから、恥ずかしながら、少々遅れてしまった。そこはあちらのご両親にも丁重に謝り、お互い笑顔での初顔合わせが無事にできた。

 

教会式では、新郎新婦二人揃って登場。入口のところで新婦の母である私がヴェールダウンを行う。外国人の牧師さんにより式は執り行われ、誓いのキスをして、無事に終了。私は娘に、「幸せになってね。」と声をかけた。

 

披露宴では、残念ながら留め袖を着続けることができず、再び宿泊部屋に戻って、スーツに着替える。披露宴の最初に行なわれたケーキカットは見逃したけれど、あとで写真を見て堪能することができた。桂由美のウエディングドレスと、クチュールナオコのカラードレスは、どちらもよく似合い、好評だったようだ。

 

最後に娘が私あてに読んでくれた手紙。本当に感動した。

 

兎にも角にも、挙式だけは無事に参列できて本当に良かったと思う。